高齢者の「おやすみタイム」に。残暑の夜に寄り添うアロマ

湿度の高い夜、寝苦しさで何度も目が覚めてしまう――
そんな経験はありませんか?

特に高齢になると、暑さや寒さを感じにくくなることに加えて、エアコンを使うことを避けがちになる方が多くいらっしゃいます。そのような環境では、知らず知らずのうちに体の負担は増し、眠りの質が落ちることで、日中の元気や意欲にも影響が出ることがあります。

実際、毎年のように夏になると「高齢者こそ、ためらわずにエアコンを活用すること」が呼びかけられています。まずは、適切にエアコンや除湿を使って快適な環境をつくることが何より大切です。

そのうえで、「眠りの時間を心地よく整える工夫」が、健やかな夏の暮らしを支えてくれます。

香りがもたらす、深い呼吸とゆるやかな気持ち

アロマの香りには、気持ちをそっとほぐし、心を落ち着かせてくれる力があります。

たとえば、ラベンダーやスイートオレンジのような甘くやさしい香り。
ベルガモットやユーカリのような、清々しくすっきりとした香り。
こうした天然精油の香りに包まれると、自然と深呼吸が生まれ、頭や心の緊張がふっとゆるむことがあります。

香りは、ほんの少し漂うだけでも、脳に直接はたらきかけてくれる感覚のひとつ。
おやすみ前にそっと香りを感じることで、「眠る準備ができた」と心と身体に伝わるのです。

暑い夜でも心地よい、アロマの取り入れ方

たとえば、ピローミストを枕元に軽くひと吹きする。
ディフューザーで空間にやさしく香りを広げる。

あるいは、ボディミルクやオイルで肌をいたわりながら、香りをまとう――
アロマの取り入れ方は、とても自由です。
「少しだけ香らせる」「一瞬で気持ちが整う」そんな習慣が、眠りのリズムをやさしく導いてくれます。

香りの強さにも、しっかり配慮を

香りは心地よさを運ぶ一方で、人によって好みや感じ方が異なります。
とくに高齢者施設など、周囲に配慮が求められる場所では、香りの強さや種類に気を配ることが大切です。

ミライプラスショップでご紹介するアロマアイテムは、天然精油を使ったナチュラルな香りと、その“やさしく香る”設計にこだわっています。

枕元やパーソナルスペースで楽しめるミストやボディミルクから、ご自宅などで空間全体を包むディフューザーまで、使う人の暮らしや環境に合わせて選べるラインナップをご用意しました。


眠りの時間は、明日の元気を育てる大切なひととき。
エアコンで環境をととのえたその先に、やさしい香りが寄り添ってくれることを願って。


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