
12月の冬至の日は、「ゆず湯」に浸かって一年の疲れを癒す習慣があります。
冬に旬を迎える柚子は、その豊かな香りが邪気を払い、身を清めると考えられてきました。
実がなるまでに年月がかかることから、「長い努力が実を結びますように」という願いや、長寿への思いを託して湯に浮かべていたともいわれています。
五感で楽しめる、冬の趣――
黄色い果実を眺め、湯気の中にふわりと広がる爽やかな香りに包まれながらお湯に浸かると、からだの芯からじんわりとほどけていくようです。
「冬至にゆず湯に入ると風邪をひかない」と言われるほど親しまれてきた風物詩は、どこか懐かしい香りとともに、暮らしにそっと温もりを添えてくれます。
冷え込む季節に心と体を整える“知恵”として、江戸の昔から今に伝わっているのです。

高齢者の笑顔を咲かせる「柚子」の力
日本人にとって、柚子の香りはとても馴染み深い香り。
介護美容の現場でも、柚子の精油・アロマは高齢者に受け入れられやすく、とりわけ好まれると評判です。
ケアやレクリエーションに取り入れるだけで、
「懐かしくて、いい香りね」
「なんだか落ち着くわ」
「昔から好きな香りなのよ」
と、笑顔で返してくださる方の多さに驚くほど。
加齢により嗅覚が少し弱くなっている方にもわかりやすい香りのため、ゆず湯をはじめとした季節の思い出など、会話が弾むきっかけにもなります。
フレッシュさの中に、ほろ苦さと“和”の深みがほのかに重なる、柚子の芳香。
他の柑橘とはひと味ちがう奥行きがあり、ほんのひと呼吸で、記憶のどこかにしまっていた温かな情景をそっと呼び起こすようです。
柚子の香りは、やさしく高齢者の心に届き、穏やかな笑顔を自然に引き出してくれる力を持っています。

手軽に取り入れられるアイテム
そんな柚子の香りを介護美容の現場でも手軽に楽しめる、この冬限定のアイテムをミライプラスショップからお届けします。

柚子の皮から抽出した、みずみずしくフレッシュな精油。
成長するまでに長い時間がかかることと、精油を作るために大量の果皮が必要となるため、柚子はとても希少な精油です。
ケアタイムにほんのり香らせることで、高齢者の方の心が温まるようなリラックス空間を演出します。
◎【胡粉コスメ】指先ウォータリングジェル(高知県産ゆずの香り)
どちらも、日々のケアにさりげなく取り入れられるアイテムです。
高齢者の方にも、ケアを行う皆さま自身にも、心ほぐれるひとときをもたらしてくれるはずです。

柚子の香りで、いたわりのひとときを
柚子につけられている花言葉は「健康美」。
介護美容で心も体も、元気で美しくあってほしい――
そんなケアビューティストの願いに寄り添ってくれるような言葉です。
長い冬を超えるために、ゆず湯に浸かって心身を整えてきた先人の“知恵”。
この冬はその知恵を受け継ぎ、柚子の香りを添えたあたたかな介護美容をお届けしませんか?
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