
4月。
介護美容研究所では、新しく学びを始める方を迎える季節がやってきます。
卒業生の方や、現在ケアビューティストとして活躍されている方は、入学してすぐの、まだ少し緊張が残っている頃に受けた「ハンドトリートメント」の授業を懐かしく思い出されるのではないでしょうか。
介護美容研究所のカリキュラムは、入学後、まず「肌の構造」を学ぶと同時に、ハンドトリートメントの実技を学びます。
クラスメイトと互いに手と腕を差し出し、オイルトリートメントを通して、触れる感触、触れられる感触を確かめ合う。
その体験から、介護美容の学びは始まります。

「触れる」ことから学ぶ理由
初めて行く美容室やリラクゼーションサロンで、最初に触れられた瞬間の印象が、その後の時間の心地よさや信頼感を左右した経験はありませんか?
どんなに施術前の会話が弾んでも、触れ方の強さや手の温度、手の添え方のやさしさによって、心から安心できるかどうかは変わります。
「触れる」ことは、単なる動作ではありません。
言葉になる前の気配や距離感、相手に向き合う姿勢までもが、手のひらを通して伝わっていく「非言語のコミュニケーション」です。
介護美容研究所が、ネイルやメイクよりも先にハンドトリートメントから学びを始めるのは、知識として学んだ肌の皮膚構造を、実際の「触れる感触」へと落とし込むためです。
手順や力加減といったテクニック以上に「どう触れるか」が「どう相手に向き合うか」に直結していることを体感として理解していく。
この時間が、その後に学ぶすべての技術の土台になります。

心をほぐすことから始まる介護美容だから
介護美容の現場では、はじめてお会いする高齢者の方に触れる場面が少なくありません。
高齢者施設の訪問の際など、相手の方は少なからず緊張していたり、少し身構えていらっしゃることがあります。
「どんなことをされるのだろう」
「この人に任せて大丈夫だろうか」
そんな気持ちを抱えていることもあります。
そのようなとき、相手の目線と気持ちに寄り添った声かけと同じくらい、最初の触れ方が、ケアを受ける側の心を大きく左右することがあります。
・急に触れていないか。
・ためらいのある、落ち着かない手つきになっていないか。
・自分の緊張が、指先の力みとなって伝わっていないか。
こうしたわずかな違いが、「この人なら任せても安心だ」という信頼へとつながっていきます。

心地よい触れ方を支えるもの
高齢者の方の肌は、年齢とともに薄くなり、乾燥しやすく、外部からの刺激を受けやすい状態にあります。
ほんのわずかな摩擦や力の差でも、心地よさは変わります。
やさしく触れることは、雰囲気づくりのためだけではなく、相手に負担をかけないための基本。
その触れ方を支えるうえで欠かせないのが、トリートメントに使うアイテムです。
オイルには、手と肌のあいだに適度なクッションをつくり、摩擦を抑えながら、なめらかに手を動かしやすくする役割があります。
【ミライプラスショップのマッサージオイル】
ミライプラスショップでは、介護美容の現場での使いやすさをふまえたアイテムを取り揃えています。
授業でも使用している「水溶性マッサージオイル」は、拭き取りやすく扱いやすいため、卒業後の現場でも継続して使用されることの多いアイテムです。

◎ウォーターソルブルマッサージオイルR(無香) 1L
コメヌカ油をベースに、発酵エキスと4種類の植物オイルを配合した水溶性マッサージオイル。伸びが良く、なめらかなトリートメントができます。べたつかず拭き取りも簡単で、トリートメント後も心地よいうるおい感が残る使用感です。
また、香りを楽しみたい高齢者の方には、精油のナチュラルな香りを取り入れたマッサージオイルもおすすめです。
手の保湿とあわせた簡単なトリートメントにも取り入れやすいので、ケアの幅が広がります。

◎【アロママッサージオイル】ウーマン
華やぎを感じる、甘くフローラルな香りのマッサージオイル。スイートオレンジやゼラニウム、ローズなどの精油をブレンドし、ふんわりと花に包まれるような香りが、穏やかなケアの時間を彩ります。

◎【アロママッサージオイル】ヒーリング
ベルガモットやラベンダー、カモミールなどの精油をブレンドした、やわらかなフルーティーさを感じる香りのマッサージオイル。心をゆるめるような香りが、ほっとひと息つきたいときにやさしく寄り添います。
触れるケアがより心地よい時間になるように、アイテムにも少しこだわってみてはいかがでしょうか。

すべての技術のスタート地点
介護美容研究所の最初の授業で行う「ハンドトリートメント」は、単なる導入ではありません。
信頼関係を築くこと。
相手に負担をかけない触れ方を知ること。
そして、人に向き合う姿勢を身につけること。
介護美容の本質が、この時間に含まれています。
これから学びを始める方は、ぜひ、その最初の時間を楽しみにしていただけたら。
そして、すでに現場で活躍されているケアビューティストのみなさまには、時折あの日の感触を思い出し、ご自身の手が持つ「安心を届ける力」を再確認していただけたらうれしく思います。
ミライプラスショップは、これからもみなさまの介護美容の活動を、確かなアイテムでサポートしていきたいと考えています。
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