二十四節気で楽しむ介護美容⑩|9月 秋分

一年の中にある季節の変化を、二十四の節目で表した「二十四節気」。その中には、昼と夜の長さがほぼ同じになる頃が、年に2回あります。
ひとつが3月の「春分」、そしてもうひとつが、この時期の「秋分」です。

今年の秋分の日は、9月23日。

二十四節気では秋の中頃にあたり、太陽がほぼ真東から昇り、真西に沈む頃とされています。

今回は「秋分」という季節の節目にちなみ、「バランス」をテーマに、いつも誰かに寄り添っているケアビューティストの皆さんと一緒に、ご自身の心と体について少し考えてみたいと思います。

心と体のバランスに目を向けてみる

高齢者の方に触れ、その方の表情や言葉、気持ちに寄り添いながらケアを行うケアビューティスト。

相手の方の表情や小さな変化には気づけても、自分の疲れや気持ちは、つい後回しになってしまうこともありますよね。

「最近、ちゃんと休めているかな」
「肩や手に力が入りすぎていないかな」
「少し疲れているかもしれないな」
「ゆったりとした気持ちで向き合えているかな」

秋分という節目に、心と体が今どんな状態なのか、少し立ち止まってそっと自分に問いかけてみませんか。

介護美容では、手で直接肌に触れるケアが多くあります。
触れ方や手の力加減には、そのときの自分の状態があらわれることも。

だからこそ、無理を重ねたり、張りつめたまま頑張り続けたりするのではなく、ときには少し力を抜いて、自分のためにゆっくり過ごす時間を持つことも大切です。

自分のために行う、小さなケア

自分のための時間といっても、何か特別なことをする必要はありません。

たとえば、

  • 好きな入浴剤や香りを取り入れて、湯船にゆっくりつかる
  • お風呂上がりに、いつもより丁寧に肌や手をケアする
  • 寝具やパジャマを、自分が心地よいと感じるものにしてみる
  • 好きな香りを楽しみながら、ゆっくり過ごす
  • いつもより少し早めに休む
  • 旬の食材を取り入れた食事を、時間をかけて味わう
  • 考え事をせず、のんびり散歩する

など。 どれも、ほんの少しの時間や、手間をかけてあげるだけです。

「明日からまた頑張るために」と気負って行うのではなく、ただ自分が心地よく過ごすために、自分のための時間をつくること。

日々の中にそんな小さなセルフケアを取り入れることが、心と体のバランスを見直すきっかけになるかもしれません。

より心地よい介護美容の時間をつくるために

ケアビューティストが日々を心地よく過ごせていると、その穏やかな気持ちや空気感は、表情や声、触れ方を通じて、自然と相手にも伝わっていくことがあります。

誰かをケアする仕事だからこそ、自分のことも後回しにしすぎないこと。

昼と夜がほぼ同じ長さになる「秋分」の日。
この季節の節目に、自分の心と体にも目を向けて、少しバランスを整える時間をつくってみませんか。

自分をいたわることもまた、心地よい介護美容のひとときをつくるための、大切な準備のひとつです。


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