
朝夕はすっかり涼しくなり、日中の日差しにも少しずつ秋らしさを感じるようになりました。
これから秋が深まっていくと、外の気温だけでなく、室内で過ごしていても「少し肌寒いな」と感じることが増えてきます。特に高齢者の方の中には、室温が暖かく保たれていても、手足の先などに冷えを感じる方もいるかもしれません。
介護美容の時間を心地よく過ごしていただくためには、施術そのものだけでなく、ケアを受ける方が安心してゆったりと過ごせる環境を整えておくことも大切です。
そこで今回は、秋から冬にかけての介護美容で意識したい、ちょっとした準備についてご紹介します。
大がかりな準備をしなくても、「相手にとっての心地よさや過ごしやすさ」に目を向けると、できる工夫は意外とたくさんあります。

心地よさや過ごしやすさを高める、ひと工夫あれこれ
まずは、施術を受ける方の心地よさにつながる準備から見ていきましょう。
●高齢者の方のために心がけたいこと
- ひざ掛けやブランケットを用意したり、タオルをいつもより多めに持っていく
- ケアを行う場所が窓や出入口の近くなど、冷えを感じやすい場所になっていないか確認する
- 空調の風が直接当たりすぎないように、座っていただく場所を調整する
- 化粧水やクリーム、マッサージオイルなど、肌に直接触れるものは、使用するときに冷たさが気にならないか確認する
- 手や指先の乾燥が気になる方には、ハンドクリームやネイルオイルなどを使った保湿ケアを取り入れる
- 「寒くないですか?」「体調はいかがですか?」など、いつもよりこまめに声をかけながら、その方に合わせて使うものや時間を調整する
そして、もうひとつ大切なのが、施術をするケアビューティスト自身の準備です。
●ケアビューティスト自身も「触れる準備」を
- 施術前に手を温めておく
- 手荒れや乾燥が気になるときは、ハンドクリームなどで整えておく
- ささくれや爪の引っかかりがないか確認し、爪を短く、なめらかに整えておく
- お顔まわりをケアする際は、香りの強いハンドクリームやオイルの使用を控える
介護美容では、手を通して直接触れる場面が多くあります。
だからこそ、触れる側の手の状態も、日頃から忘れずに整えておきましょう。

小さな心遣いで、心地よい介護美容時間を
秋冬の介護美容で準備したいのは、ケア用品だけではありません。
高齢者の方が心地よくケアを受けられる環境と、安心して触れてもらえるように整えたケアビューティスト自身の手元やコンディション。
どちらも普段から大切なことですが、寒さや乾燥が進む秋冬の介護美容では、いつも以上に意識しておきたいことです。
あたたかなひざ掛けと一緒に、「どうしたらこの方が心地よく過ごせるかな」という小さな心遣いも忘れずに。
季節に合わせていつもの準備を少し見直しながら、心地よい介護美容の時間をつくっていきましょう。
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