二十四節気で楽しむ介護美容⑪ 10月・11月 霜降

季節の移り変わりを、二十四の節目で表した「二十四節気」。

10月23日から11月6日頃は、「霜降(そうこう)」と呼ばれる時期です。

朝晩の冷え込みがはっきりと感じられるようになり、地域によっては霜が降り始める頃。秋の深まりとともに、冬の気配も少しずつ感じられるようになります。

気温の変化に、身体がついていきにくいと感じることもあるこの季節。

日々の介護美容ケアに向き合うなかで、今回はケアビューティスト自身のコンディションについて考えてみたいと思います。

ケアを届ける自分のコンディションにも目を向けて

介護美容の現場では、施術を受ける方の表情や言葉、肌の様子など、小さな変化に目を向けながらケアを進めていきます。

「今日は少しお疲れかな」
「いつもと表情が違うかもしれない」

そんな気づきが、その日のケア方法を考える手がかりになることもありますよね。

では、自分自身の変化にはどうでしょうか。

忙しさから疲れを見過ごしてしまったり、「多少の不調なら大丈夫」と、いつもどおりに動こうとしたり。

相手を大切に思うからこそ、自分のことはつい後回しになってしまうこともあるかもしれません。

けれど、高齢者の方と近い距離で接し、手や足、お顔に直接触れることも多いケアビューティストだからこそ、自分自身の疲れや体調の変化にも気づくことが大切です。

自分のコンディションを把握し、無理のない状態で現場に向かうことも、ケアを受ける方一人ひとりに誠実に向き合うための配慮のひとつ。

いつもと違う体調の変化を感じた時は、高齢者の方への影響も考え、必要時応じて立ち止まったり、休む判断をすることも大切です。

「いつもどおり」を続けるために、見直したい日々の過ごし方

この時期に心がけたいことは、どれも特別なことではありません。

たとえば、食事をきちんととれているか。睡眠時間は十分に確保できているか。移動や施術の合間に、少しでも身体を休める時間を持てているか。

忙しい日ほど、こうした基本的なことがおろそかになりがちです。

気温にあわせて衣服を調節したり、乾燥が気になる日は室内の湿度に気を配ったりするなど、季節に合わせて日々の過ごし方を少し見直してみるのもよいでしょう。

また、介護美容の訪問先では、施設ごとのルールや感染症対策に従い、手洗いや手指消毒、必要に応じたマスクの着用などを丁寧に行うことも欠かせません。

そして「いつもと少し違うな」と感じた時は無理をせず、自分の体調を確認すること。

どれも日頃から意識していることかもしれませんが、季節が大きく移り変わる今だからこそ、あらためて自分の生活やコンディションを振り返ってみませんか。

ケアを届け続けるために、大切にしたいこと

高齢者の方の体調や小さな変化に目を向けるのと同じように、ケアビューティスト自身の心身の状態にも目を向けること。

疲れを感じたら休む。

調子がすぐれないときは、無理をしない。

そうした自分自身への気配りも、高齢者の方はもちろん、ご家族や施設の方にも安心して介護美容の時間を過ごしていただくための、大切な準備のひとつです。

冬の入り口となる霜降の頃。

これからも一人ひとりに寄り添ったケアを届けていくために、まずは自分自身の体調にも目を向けながら、健やかに過ごしていきたいですね。

▼最近の投稿