二十四節気で楽しむ介護美容⑥|5月 小満

木々の緑が濃さを増し、初夏の日差しが心地よく感じられる5月。
草木や農作物が勢いよく成長して、生命力に満ちあふれるこの時期を、二十四節気では「小満(しょうまん:5月21日〜6月4日頃)」と呼びます。

衣替えを迎えるタイミングでもありますが、西日本では「走り梅雨」と呼ばれる、ぐずついた空模様が増えてくる頃です。

この時期に感じやすい、心身のゆらぎ

気温や湿度が大きく変化しやすい「小満」の時期は、気候の影響を受けて、心身にさまざまなサインが現れやすくなるといわれています。特に高齢者の方は、年齢を重ねるなかで気温や天候への適応力も少しずつ変化しているため、この時期特有のふとした不調やお悩みを感じやすい傾向があるようです。

例えば、このようなお悩みを感じやすいといわれています。

  • 湿度が高くなることで、身体の重だるさや「むくみ」が気になりやすくなる
  • 暑さに身体が慣れようとする過程で、疲れが溜まりやすくなる
  • 気温や気圧の急激な変化により、休まらない感覚や頭が重いといった不快感を抱きやすくなる

こうした日々の小さな不快感が重なることで、ときには気持ちまで沈みやすくなってしまうことも。だからこそ、初夏のこの時期は「心地よく過ごせる時間」をケアビューティストがサポートしていくことも大切です。

初夏の心身を心地よく支える「触れるケア」

この季節の変わり目に、ケアビューティストとして寄り添えることのひとつ。
それは、高齢者の肌にもやさしい成分で作られたオイルを使って、手や足を丁寧にケアし、トリートメントすることです。

しかし乾燥しやすくなっている高齢者の肌は、外部からの刺激を受けやすい状態にあるため、ほんのわずかな摩擦や力加減、そして手の温度によっても、トリートメントの心地よさが大きく変わってきます。

まず大切なのは、触れる側である私たち自身の手を温めて、安心感を与える状態に整えてから、高齢者の方の肌に触れること。
そして、繊細な肌に負担をかけないよう、ソフトなタッチを心がけましょう。

丁寧にやさしくトリートメントすることで、肌の保湿だけではなく、重だるい感じを和らげたり、滞りがちな巡りをサポートすることにもつながります。

何より「触れる・触れられる」という交流は、安心感やリラックスした感情を育むきっかけとなってくれるはずです。

またトリートメント中に、その方のお好みにあわせた香りや、心が落ち着くような香りをふんわりと漂わせることも、気持ちを和らげる大切なアプローチのひとつです。

肌に優しく、取り入れやすい「オイル」の選び方

トリートメントオイルには、手と肌のあいだに適度なクッションをつくり、摩擦を抑えながら、手をなめらかに動かしやすくする役割があります。とはいえ、オイルなら何でもよいというわけではありません。

高齢者の方の肌に直接触れるものですから、成分や香り、テクスチャーなども、やさしくおだやかな使い心地のアイテムを選びたいものです。

私たち介護美容研究所がおすすめしているのは「水溶性オイル」

水と油を乳化させることで、重たさやべたつきが少なく、伸びがよいのが特長です。トリートメントがしやすいだけではなく、簡単に水で洗い流したり、拭き取りやすい性質があるのも、介護美容の現場で扱いやすい嬉しいポイントです。 

ミライプラスショップでご紹介している「ウォーターソルブル マッサージオイルR」は、ケアビューティストにとっての使いやすさに加え、トリートメントを受ける方への肌なじみの良さや、べたつきの少なさ、配合成分のやさしさを考えてセレクトしています。

  • 日本人になじみ深い「お米由来のオイル」と「発酵エキス」を配合
  • 5種類の植物性オイルをブレンドし、肌を健やかに整える
  • 伸びが良く、敏感な高齢者の方の肌にも負担をかけにくい、やさしい使い心地

天候や気温の変化が大きくなりやすい季節。
だからこそ、皆さまの温かい手のぬくもりを通じた丁寧なケアやトリートメントが、高齢者の方にとって安らぎのひとときにつながっていきます。

お一人おひとりの状態に寄り添いながら、初夏のすこやかな笑顔を引き出すお手伝いをしていきましょう 。 

ケアビューティストの心のこもったやさしいケアが、高齢者の方の穏やかな毎日を支える力となりますように。 


▼ 最近のコラム